
いま、実家にいます。帰省を決めたのは三日前ほどでした。きっかけは母がゴールデンウィークも帰ってなかったし、帰ってこれば?とLINEをくれたこと。そこで、新幹線で二時間強かけて、土日を利用して実家に帰って来たわけです。
思ったのは、まず、実家のベッドはよく眠れるということ。これは東京に1年とちょっと過ごして初めて気づきました。春先の風の匂いとか、冷たくて湿度の高い空気とか、東京にはない安心感がある。
また、何もない風景って貴重だなと感じました。何もないっていうのは、田んぼとか、畑とか、空き地とか、山林とか、いわゆる「人」がメインでない場所のこと。東京はどこに行っても、住宅や商業施設などで埋め尽くされていて、少し窮屈な街だと感じました。
そして、思ったのは、結局ないものねだりだということ。実は僕は、この街で18年間過ごしてきて、都会に出たくて仕方がありませんでした。ほんとうに憧れを抱いて、そのために受験勉強をがんばって東大に入りました。でも、都会に出てきたら出てきたで、都会にはないもの、都会が失ってしまったものに気づきました(もちろん、都会に出てきて改めて気づいた都会の魅力もたくさんあります!)。そして、たまに田舎が恋しくなるんです。
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